「アフリカ熱帯雨林の森林動物相と狩猟技術」(2011年11月24日 「自然環境と人間」)
私にとっては初めての試みとなりましたが、11月24日に兵庫県立西宮今津高校の「自然環境と人間」の授業として、『アフリカ熱帯雨林の森林動物相と狩猟技術』と題したお話しをしてきました。一週前に、同じ対象地域(カメルーン南東部)に関する授業を大石さんがしてくださっていたこともあり、概略的な話は省くことができ、授業の主題であるアフリカ熱帯の野生動物について集中することができました。
授業の冒頭では、アフリカゾウとアジアゾウの違いを述べ、そのうえで、アフリカゾウの中でもサバンナタイプと森林タイプに分類されていることを紹介しました。森林性のマルミミゾウをはじめとする多種多様な動物(ほ乳類、鳥類、魚類、昆虫など)がアフリカ熱帯雨林に棲息しているという話しのあと、そこに暮らす人々による狩猟活動や利用の実態、また彼らの価値観を踏まえながら、どのように関わっているのかについて紹介しました。また、近年問題になっている希少種の密猟や先住民の権利といった問題も無視できないことを最後に考えてもらいました。
スライドで紹介した写真や動画のほか、実際に現地で作られ使われている道具箱やお守りなどをみてもらうことで、生徒さんには興味を持って話を聞いてくれました。
そうそう。「センザンコウとアルマジロの違い」。生徒さんは覚えてくれているかな?