早稲田大学アフリカ写真展「アフリカの未来世代」「アフリカゾウが害獣って知ってますか?」「職人の手仕事:ボルガ・バスケット」(2018年7月3~17日)

岩井雪乃、牛久晴香

2018年7月3日〜17日で、アフリカ写真展を開催しました。大学の正門近くのショーウィンドーでの展示に、多くの方々が立ち止まってくれました。

「アフリカの未来世代」

大学生の感想を紹介します。

  • エネルギッシュで、パワフルな、明るいアフリカの若者の写真がずらりと並んでいました。
  • 個人的なお気に入りは、ダンスしている若者たちの写真。とってもエネルギッシュで、元気になりました。
  • 「今日のオレ」(手鏡に向かって髪型を整える男子)という展示も、ユニークでお気に入りです。
  • 恵まれない地域もたくさんあり、苦しい写真を見かけることの多いアフリカですが、カラフルで自然豊かな情景、動物たちと、目をキラキラ輝かせる若者、子供たちのエネルギーに圧倒されました!

「アフリカゾウが害獣って知ってますか?」

ゾウによる農作物被害の問題の展示に対しては、小学1年生ぐらいの女の子とそのお父さんが、こんな会話をしてくれました。

「ゾウが増え過ぎて困ってしまっているんだよ」
「ゾウを少なくしようっていう人がいるんだね。助けようとしてる人はいないの?」
「助けようとする人が多すぎて、増えすぎちゃったんだよ」
「増えすぎたからといって、ゾウを減らすのは可哀想」
「でもあなたも蚊は殺すでしょう?」
「蚊はいいの!」
「どうして蚊はいいの?小さいから?大きさできめるの? それとも可愛さ?」

・・・・

といった内容で、動物倫理の議論をしてくれていました。

どの動物とどのように共生するのか?人間側の対応が動物種によって違うのはなぜなのか?何を基準に線引きがおこなわれているのか?多くの人が考えるきっかけにしてくれました。

「職人の手仕事:ボルガ・バスケット」

色鮮やかなバスケットと、生産地の人びとのおおらかな様子は多くの人の目に留まったようです。感想を紹介します。

  • こんなに素敵なバスケットがアフリカで作られているなんて知りませんでした。日本でも売っているなら、ぜひ探して買ってみたいです。
  • 百貨店などで売られているバスケットなのに、ガーナでは山積みにしてロバ車で運んでいることに驚きました。あんなに積み上げても倒れないのは、職人技ですね。

たくさんの人にメッセージを伝える展示となりました!

ABOUTこの記事をかいた人

日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。