写真展協力「そうだ!アフリカへ行こう!」同志社中学校かるちゃんぷる部(2010年10月1日)

八塚 春名

2010年春よりたびたびお世話になっている同志社中学校かるちゃんぷる部のみなさんが、学園祭でアフリック・アフリカの写真パネルを用いて、写真展を開催してくれました。「そうだ!アフリカへ行こう!」という明るいタイトルがとても印象的です。

今回は、写真パネルをお貸しするだけではなく、かるちゃんぷる部のみなさんにアフリカについてもっと知ってもらう機会になるようにと、事前に写真の選定を兼ねた小さな勉強会を開きました。まずは、100枚を超すパネルの中から、「わくわく」をキーワードに各自お気に入りの2枚を選びました。そして、各自が選んだ写真について、既存のタイトルとキャプションを参考にしながら、知らない単語の解説や感想を追加した、オリジナルのキャプションを作りました。「ピグミーって何ですか?」「ブッシュマンってどこにいるの?」「割礼って何?」など、わからない言葉をひとつずつ学習し、写真展に来てくれる友達や家族に「わくわく」が伝わるようなキャプションができあがりました。

各写真に、手書きのキャプションがついています

当日は、写真だけではなく、これまでにみなさんが学習してこられた成果も発表され、色画用紙や布を多用した、ポップで楽しい展示になったようです。その後、かるちゃんぷる部のみなさんからはいつもの展示より楽しかったというご感想をいただきました。

今回、アフリックはパネルをお貸しすることと、写真の背景となる情報を提供するという役目をさせていただきました。事前勉強会をすることによって、写真展当日にアフリックメンバーがいなくても、かるちゃんぷる部のみなさんが、来場者に写真の説明をすることができました。友達や家族に自分たちで直接解説をすることで、中学生たちのアフリカへの理解が一歩深まったのではないでしょうか。また、本写真展の展示はすべて、かるちゃんぷる部のみなさんによる工夫の成果です。楽しいアフリカの様子を、より楽しげに伝えるためにはどうすればいいのか、私自身もたいへん勉強になりました。

中学生が、ブッシュマンのおばあちゃんの笑いしわの写真に、
「年をとることをプラスに捉えた素敵な写真」という感想をよせてくれました
※写真はすべて、かるちゃんぷる部顧問の織田先生によって撮影されたものです。

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。