写真展「写真とエッセイでめぐるアフリカの暮らし」ひょうご国際プラザ(2008年9月30日~10月23日)

八塚 春名

2008年9月30日から10月23日まで、ひょうご国際プラザ内ギャラリーで、写真展を開催しました。これまで、アフリックのメンバーはたくさんの写真を撮るとともに、たくさんのエッセイを書き溜めてきました。今回は、ひょうご国際プラザの方からのご提案で、写真と一緒にエッセイを展示することに挑戦しました。数あるエッセイの中から9本を厳選し、あらすじをつけて全体を短くしたり、パネルの上下にアフリカの布を貼ったり、写真とセットで気軽に読んでもらえるように工夫をしました。

また、ギャラリー内では、これまでにアフリックが作ったアルバムや、ホームページの顔とも言える「今月の1枚」を閉じたファイル、出来立てほやほやのエッセイ集などを、自由に手にとって見てもらえるようにしました。その甲斐あって、長い人では1時間半もの間、じっくり写真を眺めたりエッセイを読んだりしてくださっていたそうです。いただいた感想のうち、いくつかをご紹介します。

全体の感想

  • とても良い企画でした。報道の写真ではなく、実際にそこで暮らしている方々の目で見たものが伝わってきました。次のチャンスもまた来たいです。(主婦)
  • リアルなアフリカを感じることができた。将来的に国際援助に関わっていきたいが(略)その中で、こうした活動を見られるのは良かった。(大学・専門学校生)
  • 昔の日本のような家族団らん、仕事の分担、行事に興じるアフリカの人々の活きた“生活”というものを写真集やエッセイから読み取らせて頂きました。伝統や日常の家事や仕事を忠実にこなしている人々から、先進国である“日本”に生まれ育った私は学ぶことが多々あると感じました。(大学・専門学校生)
  • 写真がクリアでとてもきれい。アフリカというと暗いこと、厳しいことばかりのニュースが多い中、たくましく、明るく生活している人たち、子どもらしい子ども、すごく元気付けられて嬉しくなった。(無職)
  • テーブルにおいてある写真集がおもしろかった(小学生)
  • 自然・子ども達も平和を感じます。アフリカの良い面ばかりなので、他の面も知りたいです。(会社員)
  • 写真展でホームシックになった。“アフリカはライオンやサバンナだけじゃない・・・”というメッセージがよかった。これこそが、現代のアフリカの姿なのだと感じた。(大学・専門学校生)(英語コメントを八塚訳)

■展示したエッセイについての感想

  • 仲なおりの魔法:村での生活の中で、外国人への強い関心への疲れと、それに気付いた村人の行為がすごく胸にきた(無職)。光景が目に浮かんできた。生活感があって、リアルで良い(大学・専門学校生)。
  • アフリカの大学生の生活:村を背負って立つマベンガ君にアフリカの未来が見える気がする(無職)。
  • 立派な外国人:豊かさというものについて疑問に感じていたところをピンポイントでつかれた(大学・専門学校生)。エチオピアのモラルを見習いたい(会社員)。
  • Time to get LOVELY:これまでもあのヘアスタイルが気になっていた。どれほどで変えたりするのかがよくわかり、おもしろかった(主婦)。女性たちのおしゃれへのこだわりが楽しい(会社員)。

ABOUTこの記事をかいた人

日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。