松浦 直毅
11月11日・12日に多摩動物公園で開催された第9回「都立動物園アフリカフェア」において、会員の岩井雪乃が「村を襲うアフリカゾウといかに共生できるのか?」と題して、タンザニアにおけるゾウによる被害実態と住民による対策の現状について講演をおこないました。また、ブースを出展して、タンザニアのプロジェクトのほか、コンゴの水上輸送プロジェクト、ベナンの「ソコニイルカ」プロジェクトの活動を中心に、アフリックの取り組みを紹介しました。ブースでは、「ソコニイルカ」プロジェクトの現地の方々が制作した布バッグをはじめ、各種の小物や民芸品などの販売もおこないました。また、子ども向けの体験企画として、端切れ布を貼ってゾウやキリンをつくるコーナーと、いろいろな楽器に触れられるコーナーを設けました。1日目は、松浦、八塚、岩井、丸山、桐越、宮内、2日目は、松浦、八塚、井上、池邉が参加して、来客への説明や企画の運営をおこないました。
急に冷え込んで曇りがちな天気でしたが、動物園には多くの来場者が訪れており、私たちのブースにもたくさんの方々が立ち寄ってくださいました。なかにはじっくり話を聞いてくださる方や熱心に品定めして複数点まとめて買ってくださる方などもいて、アフリックの活動を紹介する良い機会になりました。なかでも子ども向けのコーナーは人気で、たえずにぎわっており、子どもが作業しているあいだに保護者の方にパンフレットを渡したり、お話をしたりすることもできました。アフリック以外にも、各国大使館やさまざまな団体がブースを出展していましたが、興味深いものや我々の活動とも深く関連するものも多く、それらの方々との交流を楽しむこともできました。コロナ禍でこのような機会が減ってしまった時期があったこともあって、こういうイベントはやはり楽しく実り多いものだとあらためて実感しました。ご参加・ご協力くださったみなさん、ありがとうございました。
ブースのようす