2010年4月18日(土)、同志社中学校・高等学校のかるちゃんぷる部でアフリカ先生を行いました。「かるちゃんぷる部」は、いろいろな文化「かるちゃー」を持った人たちが、違いを 生かして「ちゃんぷる」に暮らせる社会になることを願って、10年前に顧問の織田雪江先生が立ち上げたクラブだそうです。ゲストを招いて異文化について話を聞いたり一緒に料理をつくったり、福祉施設を訪問したりする等、生徒さんたちの興味に沿って学ぶ活動をしているそうです。今回は、9名の女子中学生たちが話を聞いてくれました。
当日はまず、エチオピア料理の仕込みから始まりました。料理本のレシピを参考に、ドロワット(鶏肉煮込みシチュー)とゴメンワット(ほうれん草とじゃがいも煮込み)に挑戦しました。「家でお母さんのお手伝いをよくしている」というお料理上手な生徒さんもいて、みんなでワイワイと楽しく調理しました。そして2種類のワットを煮込んでいる間に、エチオピアでの生活についてお話しました。首都アジスアベバ(都市)や農村の風景、家々や井戸、いろんな学校の校舎とそこで学ぶ子供たちなど、写真を見せながらお話しました。話の後は、待ちに待った食事です。現地でしか手に入らないスパイスなどが無いので、簡易版ではありましたが、私も久しぶりにエチオピア料理を堪能させて頂きました。おいしかったです。
生徒さんからは、「アフリカの都市は、意外と都会だと思った」「テレビでアフリカの子供を見たことがあるが、おなかが膨れている病気の子供だった。今日見た写真の子供たちは笑っていて全然違う」等の感想を頂きました。私自身も初めてアフリカの大地に立った時、そこはワールドカップが開催される南アフリカのヨハネスブルグでしたが、「大都会だ!」とビックリしたものです。ステレオタイプなイメージで捉えられがちなアフリカですが、いろんな側面があるんだよ、ということを伝えていきたいです。