第89回アフリカ先生「アフリカ理解プロジェクト:アフリカ入門講座」報告(2015年10月18日)

120分でわかるアフリカ

眞城百華

NPOアフリカ理解プロジェクトさんよりお話を頂き、2015年10月18日にアフリカ入門講座という一般向けの講座で「120分でわかるアフリカ」というタイトルでアフリカについてのお話をしてきました。25名の参加者の構成は幅広く、中学生からアフリカ渡航歴のある方まで参加されていました。

参加者のアフリカとのかかわりを知るために、最初はアフリカのイメージ、アフリカに関する10の問題を5-6人くらいのグループで話し合ってもらい、各グループに質問や問題の答えを発表してもらいました。アフリカには何か国あるのか、アフリカで一番GDPが高い国は、人口が多い国は、などの問題に世代を超えてそれぞれのアフリカ知識を総動員して考えてもらうことができました。新しい国ができたり、GDP成長が著しいなど変化がが激しいアフリカなので、アフリカ知識をバージョンアップする必要も皆さんに感じてもらえました。

映像や写真も交えながら、アフリカの変化が激しい側面、また変わらないアフリカの日常についてお話ししました。最後に、日本とアフリカの関係も取り上げ、遠い大陸と受け止められるアフリカが、日本との関係を深めていることも複数の視点から紹介しました。

アフリカの多様な側面を幅広く伝えようと総花的になってしまった感は否めませんが、アフリカをもっと知るための第一歩として、参加者の皆さんにも積極的に講義に参加していただけたと思います。講義後のアンケートでは、アフリカに対する印象が変わった、アフリカの意外な面を知ることができたというコメントもありました。

「アフリカを知りたい」という純粋な関心を持つ方々に接して、お話しするこちらも元気や刺激をもらいました。アフリカは、どんなに時間をかけても語りつくせない、尽きない魅力を持った大陸だと、今回の講義を通じて参加者の方々に感じてもらえて、今後もアフリカとのかかわりを深めていっていただきたいと思いました。

ABOUTこの記事をかいた人

日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。