中華麺の砂糖炒め

料理名(日・英・現地語)

中華麺の砂糖炒め(日本語)
tambi(スワヒリ語)

食されている国や地域

タンザニア(ザンジバル)

この料理って?

ストレートの細麺を砂糖で炒めたもの。ココナッツミルクやカルダモンを入れることもある。

材料4人分

  • 中華麺(乾麺)500g
  • 砂糖200g

調理手順

1)大きめの鍋に水を入れ、沸騰したら乾麺を軽くほぐしながら入れ、ゆでる。

2)麺がゆであがったら軽く水気を切り、砂糖を全量投入する。

3)加熱しながら、しっかりとかき混ぜる。

4)全体に味がなじんだら、出来上がり。冷めても美味しい。

フィールドメモ

ザンジバルには古くから華僑の人たちが住んでおり、中華麺を製造・販売している。それらは手ごろな価格で現地のローカル市場に流通しており、日常的にザンジバルの人々の食卓に上がっている。初めてこの料理を見たときはとても驚いて、「私も、おそらく中国の人たちも、どちらかというと塩で味付けすると思うのだけど・・・」と言ったところ、「ココナッツミルクやカルダモンは入れても入れなくてもどちらでもいいけど、砂糖は絶対に入れる」と、むしろなぜ砂糖を入れないのかと怪訝な顔をされてしまった。麺を小さめに砕いてから調理する人もいれば、油で炒める人もいる。けれども砂糖はどんな場合でも「必ず入れる」のだそうだ。最初はちょっと抵抗があったものの、慣れるとたまに食べたくなってしまって、たまに顔見知りの華僑の人のところに乾麺を買いに行っては、家のお母さんに作ってもらっていた。これが主食となるわけではないが、食事の際の一品として食べることはある、スナックのような位置づけ。

 

紹介者:井上 真悠子