ありとあらゆるものをみる
八塚春名 軽快に歩いていたシンビの足が、はたと止まった。同時に他のふたりも真剣な表情で地面を見て足を止めた。彼らはあたりを見渡して、「これは今朝だ、さっきだ」、「しかも凶暴な「アイツ」だ」、「アイツはまずいな・・」、「ど…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
タンザニア
八塚春名 軽快に歩いていたシンビの足が、はたと止まった。同時に他のふたりも真剣な表情で地面を見て足を止めた。彼らはあたりを見渡して、「これは今朝だ、さっきだ」、「しかも凶暴な「アイツ」だ」、「アイツはまずいな・・」、「ど…
読み物
紹介者:服部志帆 霊長類学者である著者は、1980年代半ばから1990年代後半にかけて断続的にカメルーン北部カラマルエ国立公園で調査を行い、未知のサルであったパタスモンキーの研究を切り拓いた人物である。近年はガーナ北部の…
アフリカの文化や社会を学ぶ本
紹介者:宮内洋平 南アフリカの現在を研究している私にとって、現地で出会う、社会問題の解決を目指し、地域社会をより良きものとしようと、公共善のために身を投じている魅力的な実践者たちが、いったいどのような人生を歩み、今日に至…
タンザニア
黒崎龍悟 私はこれまでタンザニア南部、モザンビーク国境沿いのコーヒー生産地で長らく調査をしてきた。そこは山岳地帯で、渓谷が織りなす地形は多くの水源地をつくりだし、水源やその近くはもちろん、斜面が谷底へと続く地点を掘れば、…
タンザニア
井上真悠子 「タンザニアには、ティンガティンガって呼ばれてる絵があってね・・・」 私が初めてその絵を見たのは、大学の教室だった。その年、初めてのタンザニア渡航をひかえた私たちに、引率担当の先生が見せてくれたその絵は、薄暗…
イベントのご案内
場所:京都市左京区/岡崎公園 (ブースNo.104) 日時:2025年7月12日(土)10:00~16:00 内容:ソコニイルカ・プロジェクトが手作り市に出店します! ベナンのアトリエで作られた布製品などを販売します。 …
アフリカの文化や社会を学ぶ本
紹介者:村尾るみこ アフリックの初代代表であり、アフリカゾウと生きるプロジェクトを担当している岩井氏が「アフリカを学ぶ人へ」(世界思想社、松田素二編)『自然保護と地域住民』で鮮やかに指摘したとおり、経済成長主義路線のアフ…
タンザニア
八塚春名 東アフリカの共通語であるスワヒリ語で、紫色はザンバラウ(zambarau)という。ザンバラウは同時に、フトモモ科のSyzygium cuminiという樹木の名前であり、かつ、その木に実る紫色の果実の名前でもある…
アフリック会員の著書
紹介:浅田静香 本書は明石書店が刊行するエリア・スタディーズシリーズの一冊であり、2012年に出版された『ウガンダを知るための53章』の第2版となる。ウガンダは日本の本州とほぼ同じ面積をもち、ケニア、タンザニア、ルワンダ…
アフリカの文化や社会を学ぶ本
紹介者:牛久晴香 「アフリカのモノ」といえば、サバンナの動物を模した木彫りの置物やカラフルな布、香り豊かなコーヒーやカカオなどを思い浮かべるだろう。本書は、これらの魅力的なアフリカのモノをもとに、生産者と協力して新たなモ…
タンザニア
藤本 麻里子 青をテーマにエッセイを書くことになり、私が真っ先に思いついたのは、調査地であるザンジバルの海だった。ザンジバルの海は青というより、珊瑚礁のエメラルドグリーンがより印象的だ。そんなザンジバルのエメラルドグリー…
ボツワナ
丸山淳子 彼女たちの首を彩るのは、美しく磨きあげられた白いビーズの連なりだ。白いビーズは、深い茶色の木の実や縞々模様のヤマアラシの針と組み合わせられたり、色とりどりのガラスビーズ、ときに、毒々しいまでに鮮やかなプラスチッ…
ザンビア
村尾るみこ アフリックは20周年を迎えた。その年月より少し長い間、私はザンビアで調査をしている。それと同じ期間に、ザンビアの町でずっと仲良くしてきた「町のお母さん」がいた。彼女はアフリック2022年度会報の、栄えある表紙…
アフリカ便り
アフリカは、いろいろな色とともに、私たちの記憶に刻まれる。 乾燥した大地を覆う草の掠れた薄緑色。沈む夕日の強烈なまでの橙。ヤギの瞳の意外な黄色。予定通りに事が進まず見上げた空のあっけらかんとした青。おばあちゃんが履いてい…
イベントのご案内
日時:2024年10月14日(月・祝)10時半~12時半 場所:アイパル香川 M1Fライブラリー (香川県高松市番町1-11‐63) 参加費:無料 対象:高校生以上(油性ペンキを使用するため) 「かがわ国際フェスタ202…
アフリカの文化や社会を学ぶ本
紹介: 藤本 麻里子 本書は、1983年から2023年まで、40年間の長きにわたり、アフリカの内水面および湿原域において漁業・漁撈の調査を続けた著者の遺作である。著者の故今井一郎氏(元関西学院大学総合政策学部教授)は、2…
カメルーン
服部志帆 私が調査の対象としてきたカメルーンの「バカ」は、長いあいだ狩猟や採集、漁労を生業として暮らしてきた人々である。彼らの暮らす熱帯雨林は、ゴリラやチンパンジー、ゾウなど日本でも動物園でおなじみの哺乳類が野生状態で暮…
エチオピア
松隈俊佑 当然だが、エチオピアの公用語であるアムハラ語の辞書に茶を「しばく」と訳される動詞はない(「茶をしばく」とは「お茶する」の意味で主に関西圏で使われる表現である)。しかし、エチオピアの大学に通っていると「ちょっと茶…
ガーナ
桐越 仁美 「どうして故郷を離れて商売の仕事をするようになったの?」 私は、西アフリカの経済移民を調査している。この質問をすると大概は「村にいても、乾季には何もできなくなるから」という返事が返ってくる。西ア…
アフリカゾウと生きるプロジェクト
八塚 春名 「こんなに遠くてたいへんな道のりなのか」というのが、ロバンダ村に到着した最初の感想だったように記憶している。世界中の人びとが憧れる世界自然保護遺産セレンゲティ国立公園の真隣に位置するロバンダ村は、もっとアクセ…