アタヤ
アタヤは中東や北アフリカから流れてきたお茶文化で、主にムスリムが淹れるものとして、西アフリカの人びとに好まれています。中国から輸入された緑茶の茶葉が使われていますが、好みに応じてクローブを加えたり、砕いたミントキャンディ…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
アタヤは中東や北アフリカから流れてきたお茶文化で、主にムスリムが淹れるものとして、西アフリカの人びとに好まれています。中国から輸入された緑茶の茶葉が使われていますが、好みに応じてクローブを加えたり、砕いたミントキャンディ…
地域によって少しずつ作り方や原料が異なり呼び方も変わるものの、首都ルサカを含むザンビア全体で子どもから大人まで愛好されている発酵飲料。落花生やビスケットをお茶うけに、もしくは友達とのおしゃべりのお供に楽しまれている。身体…
主食にかける副食は、鍋でぐつぐつ煮られることが多いですが、このルウォンボはバナナの葉に具材を包んで、主食とともに蒸して調理します。具材はトマトやタマネギをベースに肉、干し魚、キノコなどが追加されます。今回はラッカセイベー…
コーヒー豆とジャールというスパイスを煎って淹れたコーヒーで、セネガルの各地で飲まれています。濃く淹れたドリップコーヒーですが、ジャールの独特の香りとピリっとした刺激と、砂糖の甘みが口に広がります。
エチオピア西南部の高原地はアラビカ・コーヒーの起源地とされており、有名産地から国外に輸出されるだけでなく国内でもたくさん消費されています。エチオピア南部の低地の牧畜民は、コーヒーの殻をマーケットで購入し、それを焙煎して煮…
タンザニアはアラビカ・コーヒーの生産地として有名で、とくに北部高地の「キリマンジャロ」の名は広く知られています。コーヒーは輸出用の換金作物で、ほとんど自家消費することはないのですが、最近、生産地では自分たちで加工・料理し…
西アフリカのサバンナ地域で広く食されているホワイトハイビスカス(ローゼルやケナフとも呼ばれる)のスープです。ダガーレ語ではサーボ、ガーナでは一般的にTZ(ハウサ語のトゥオン・ザーフィの頭文字)と呼ばれるトウモロコシやトウ…
夏になると大量に収穫されるオクラは、ジンバブエの農村部出身の人たちにとってはとても身近な食材。ジンバブエで見るオクラは、日本で売られているものよりもずいぶん大振りのものも多いのですが、おいしく料理するコツは、小さめ(若め…
村の近くでよく狩猟されるフサオヤマアラシ(Atherurus africanus)は、淡白な味ですがうま味があります。大胆に処理したあと、内臓も一緒にして肉を軽く炒め、やわらかくなるまでじっくり煮込みます。
川エビというと小ぶりなものをイメージしますが、アフリカ熱帯林の河川では、大ぶりなブラックタイガーにも匹敵するようなエビがとれます。エビをまるごと油でカラッとしあげて、ニンニク、タマネギ、トウガラシなどを効かせたトマトソー…
魚と野菜のスープを使い、炊き上げたご飯です。同じチェブ・ジェンといっても、どの魚を使うか、どの野菜を添えるか、トマトペーストの使用有無などで、味も見た目も変化する料理です。
ウガンダ人が揃って大好きなスナックです。5月と11月に旬を迎え、この時期になると街のあちこちでフレッシュな(生きたままのという意味で)バッタや、香ばしいにおいのする炒めバッタが売られるようになります。バスの中でも家でも、…
少し発酵させたトウジンビエをつかってつくるパンケーキです。ほんのり酸味があり、ヤジと呼ばれるハウサの人びとの七味をつけて食べるとおいしいです。
ひき肉とスパイスがたっぷり入った三角形の小さな揚げ物サンブーサは、インドでサモサと呼ばれるものと同じだが、タンザニアでは朝ごはんとして甘い紅茶(チャイ)と一緒に食べる。東アフリカ海岸地域は、古くからインドやペルシャとの交…
スパニッシュオムレツ(野菜の入った薄焼き卵)をチャパティで包んだ軽食です。高級時計のような名前をしてい ますが、名前の語源は Roll Eggs が訛ったという説があります。ウガンダでは、露店でアツアツのロレックスにあ …
ゴメンは、エチオピアの青菜炒めにあたります。辛い食べ物の多いエチオピア料理の中で、ゴメンはあっさりしていて胃が疲れているときには最適の料理です。
エチオピアの主食のインジェラに添えて食べることが多いソース。アムハラ語でダータと呼ばれる。ここまで辛味の強い青唐辛子は日本では手に入りにくく、ハバネロ等で代用できる。スパイスは、コロリマ(エチオピア原産の多年生植物)、テ…
カメルーン熱帯雨林地域では、季節にもよりますが、食用のイモムシを使った料理は頻繁に食べられます。バカ語でフス(pusu)と呼ばれるこのイモムシは、2.5cm程度と比較的小さめです。他にも4㎝程の大きさものやトゲのあるもの…
熱帯雨林に生えるトウダイグサ科の樹木(ジャンサン、バカ・ピグミーの言葉でゴボと呼ばれる;Ricinodendron heudelotii (Baill.) Pierre ex Heckel)の果実は油脂分を多く含み独特の…
牧畜民トゥルカナの牧童がヤギの放牧の途中で地上に巣穴を作って棲むリスの仲間を捕えました。日帰り放牧中の牧童は手作りの弓矢を持参し、鳥を射たりしています。それは食べるための狩りというよりは、少年たちの遊びと呼ぶ方が近い印象…