第9回アフリカ先生(京都成安高等学校)報告報告

京都成安高等学校英語コミュニケーションコースの「地歴特講」では、今年度のテーマを「アフリカの子供」に定めて、18名の生徒さんが半年以上、調査研究を行ってきました。2月15日〜21日までの期間、その成果が校内で展示され、アフリック・アフリカも「写真展」のかたちで協力しました。

生徒さんはアパルトヘイト、エイズ孤児、子供労働と子供奴隷、少年兵問題といった様々な問題に直面しているアフリカについて取り組み、学習成果をまとめあげたものを模造紙や手製の地図などに印刷して展示しました。一方でアフリカに生きる人々の日常生活も合わせて展示したいとのことで、アフリック・アフリカの所蔵する写真も出展する運びとなりました。

また、「地歴特講」の一環としてアフリカの乾燥した地域の生活を2時間の授業でお話しました。授業は展示室において、生徒さんが講師を囲むかたちで、アットホームな雰囲気のなかすすめられました。講師は30分ずつアフリカの生活を紹介し、それぞれ10分ずつの質問タイムにくわえて、最後にフリー・トークの時間を15分程度もうけました。授業には「地理歴史特講」の生徒さんと担当の先生をはじめ、それ以外の先生や生徒さんも複数参加され、始終にぎやかで楽しくすすめられました。

講義の様子は京都新聞でも紹介されました。また、授業や写真展について生徒さんから感想を頂きました。

「砂土に生きるザンビア西部の人びと」
村尾るみこ(アフリック・アフリカ会員)

「水のない暮らしと水のある暮らし:カラハリ砂漠に生きるブッシュマン」
丸山淳子(アフリック・アフリカ会員)

ABOUTこの記事をかいた人

日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。