しずおか・アフリカフェスティバル—アフリカの多様な食文化を知ろう!(2013年7月6日)

松浦 直毅

2013年7月6日(土)に静岡県立大学(静岡市駿河区)で開かれたイベント「しずおか・アフリカフェスティバル—アフリカの多様な食文化を知ろう!」(主催:静岡県立大学国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センター、共催:日本アフリカ学会中部支部、静岡在来作物研究会)に共催団体として参加しました。

「食・料理」を共通のテーマとした本ベントでは、アフリカのさまざまな地域の食文化に関する公開講演会、食をあつかった映像作品の上映会が実施され、別の会場では、食にまつわる写真、レシピ、食材などの展示がおこなわれました。また、会員がアフリカから持ち帰ったコーヒー、お茶、お菓子などの試飲・試食コーナーももうけました。

講演会では、会員の村尾、黒崎、松浦と、静岡県立大学の湖中真哉さんが、それぞれの調査地域について、環境、生業の特徴、食生活、料理法などを解説しました。上映会では、カメルーンで狩猟採集民バカの研究をされている信州大学の分藤大翼さんが制作した作品が上映され、代表理事の岩井がコメンテーターとして登壇しました。

タンザニアの農耕社会の食文化について講演する黒崎会員
映像作品についてコメントする岩井代表理事

展示企画では、上記の会員のほかに8名の会員が、展示物について説明をして参加者からの質問に答えたり、食材を提供したりすることで、多くの参加者にアフリカの食文化を伝えました。

写真展の様子

 

食材や調理器具などの展示
お茶やコーヒーをふるまう

 

当日は、静岡県立大をはじめとした静岡県内の大学の学生、教職員、一般の県民あわせて50人以上が参加し、お年寄りやお子さんの参加もありました。参加した学生からは、「知らないことがたくさん知れて面白かった/驚いた」、「刺激的な写真もあってありのままのアフリカを知ることができてよかった」、「日本にもあるものや身近なものもあって親近感をもった」などの感想が寄せられました。

写真パネルは、そのあとも食堂スペースに展示し、当日は参加できなかった学生・教職員にも広くみてもらいました。昼休み中には多くの人がパネルの前で足をとめており、興味深そうにたくさんのレシピを持ち帰る人もいて、大いに好評でした。

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。