オンラインセミナー第3回「アフリックの20年を振り返る:活動の秘話と展望」(12月20日)

日時:12月20日(金)19:00-20:30
開催形式:オンラインZoom
参加費:無料
申込:こちらの申込フォームに入力ください。

第3回のオンラインセミナーでは、2004年の設立から20年間にわたってアフリック・アフリカがおこなってきたさまざまな活動について、その裏話やここだけでしか聞けない秘話を紹介するとともに、今後の活動の展望についてお話します。

 

コンゴ・水上輸送プロジェクト (松浦直毅)

第1回の「アフリカゾウと生きるプロジェクト(タンザニア)」、第2回の「ソコニイルカプロジェクト(ベナン)」とならんでアフリックがおこなっているアフリカ支援プロジェクトがコンゴ民主共和国における「コンゴ・水上輸送プロジェクト」です。住民組織と協力して船による商品輸送を支援し、地域住民の生活向上を促すことを目的としたプロジェクトで、2017年には多くの困難を乗り越えて、800kmにおよぶ船による商品輸送を達成しました。その後も住民組織との協力を深め、活動を発展させて、第2弾の水上輸送計画、さらには新たな地域産業の創出を目指していたのですが…。プロジェクトが直面している大きな問題やそれを乗り越えるための今後の計画についてお話します。

② ティンガティンガ教室(井上真悠子)

アフリカに対する理解を深める講座「アフリカ先生」の一環として、タンザニアのポップアート「ティンガティンガ」を体験するイベントを16年間にわたって開催してきました。その回数は9都府県で26回におよびます。多くの依頼があることからもわかるように体験型イベントは親しみやすく人気で、とりわけティンガティンガは多くの愛好者がいる魅力的な題材です。その一方で、「簡単に描けそう」と思って実際に体験してみた受講者の方々は、その難しさや大変さにも気づきます。そしてもちろん教える側は、その準備のためにもっともっと大変な思いをしています。ティンガティンガ教室の舞台裏についてご紹介します。

アフリクックプロジェクト (村尾るみこ)

会員が味わったアフリカ各地の料理のレシピを写真付きで紹介するのが「アフリクックプロジェクト」です。日本でもよく知られている料理や身近な素材で手軽に作れる料理もあれば、アフリックならではの他では見られないもの、それぞれの地域に特有のものまで、紹介しているレシピは多岐に渡ります。さらに、実際に作って味わってもらうために、会員が日本の食材や調理器具で試行錯誤しながら再現したレシピをクックパッドでも紹介しています。食・料理を通じてアフリカを知ることの楽しさと、料理を扱うゆえの苦労話をご紹介します。

④ 民間事業の連携(溝内克之)

長年、国際協力実務者や研究者としてタンザニアに関わり、現在は日本企業の農業分野への投資事業に携わっています。勤務先であるタンザニア北部ンゴロンゴロ保全区に接するコーヒー農園の課題の一つが「ゾウ」。農園のスタッフの安全と、コーヒーやアボカドの木を守るために、長年セレンゲティでゾウ害対策に取り組んできた岩井さんと連携することになりました。アフリックが蓄積してきた知見を民間投資の現場に生かす新たな取り組みを紹介します。