フフ(フーフー)

料理名(日・英・現地語)

フフ(フーフー)
Fufu
Fufuo

食されている国や地域

ガーナ南部地方

この料理って?

ガーナ南部の人びとが愛してやまない料理のひとつ。ライトスープやパームナッツスープ、グラウンドナッツ(落花生)スープにかけて、手でちぎり、かまずに飲みこんで食べます。あっという間にお腹にたまるので、食べすぎにはご用心!

材料(2人分)

  • キャッサバ適量
  • プランテンバナナ適量

調理手順

1)キャッサバは皮をむき、縦半分に切る。プランテンバナナは皮をむき、繊維が残っていればナイフの背で取り除く。鍋に水とともに入れ、やわらかくなるまでゆでる。
2)プランテンバナナを杵と臼でつき、やわらかい餅状にまとめる。
3)キャッサバを杵と臼でつき、やわらかい餅状にまとめる。
4)2.と3.をあわせて杵と臼でつき、1人分ずつにまとめて器に盛れば、できあがり。
5)あたたかいスープをかけて召し上がれ。

フィールドメモ

ゆでたキャッサバやプランテンバナナをつくと、あら不思議、ちょっと粘りがでてきます。水をつけ、手返しをしながらつく様子は、日本の餅つきにそっくり。つく作業には力が必要で、男性陣が登場することも。ふだんの料理はお母さん任せのお父さんが、この段階にくると、やおら立ちあがって杵を手にとり、フフをつく。お母さんがたくみに息をあわせて返す。つきあがったフフを「この大きさでいい?」と確認しながら、お母さんが家族それぞれの器によそう。いいなぁ、と思うのです。

紹介者:織田雪世

ABOUTこの記事をかいた人

日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。