トウモロコシの練粥 牛乳がけ

料理名(日・英・現地語)

トウモロコシの練粥 牛乳がけ(日)
pap and milk(英)
papa ka lebese(ソト語)

食されている国や地域

南アフリカ、レソト、その他

この料理って?

南アフリカやレソトの、特に田舎では多くの人が好んで食べる定番料理。調理も簡単。農村部ではしぼりたての牛乳をかけて食べるのがとってもおいしい。

材料(約5人分)

  • ミリミール(とうもろこしの粉)1kg
  • 適量
  • 牛乳5カップ

調理手順

1) 鍋に半分くらい水を入れて沸騰させる。

2) お湯が沸騰したら、塩を適量いれる。

3) とうもろこしの粉をお湯にいれる。この時かきまぜずに、粉のてっぺんが水面にでるまで、山形にそそぐようにいれる。

4) お湯が再度沸騰するまでふたをして待つ。

5) お湯が沸騰したら、粉をかくはんするようにかきまぜる。

6)とうもろこしの粉を少しずつ足しながら、しっとり感がなくなり、ぼそぼそになるまでかきまぜる。コンロを弱火にする。

7)ふたをして、しばらく蒸らしてからかきまぜる。この作業を二回繰り返す。

8)鍋の周りがすこし焦げて、香ばしい香りがしてきたら練粥の出来上がり。

9)練粥が冷めてから器に盛り、牛乳をカップ一杯かける。量を見てひたひたになるくらい継ぎ足す。

フィールドメモ

ほんのり塩味の練粥に牛乳の組み合わせは、日本では全く食べなれない味なのですが、日本でいうカレーライスのように、子どもも大人もみんな好きな食事。特に、主食である練粥のおかずを調理しなくてもよいので、料理をしたくない忙しい日の定番メニューでもあります。紹介したレシピは南アフリカ都市部のソトの人びとのものですが、南部アフリカ各地で広く食べられており、南アフリカでは砂糖とバターを少し加えたレシピでオランダ系移民の子孫であるアフリカーナーの定番の朝食でもあります。ヨーグルト状に発酵させた牛乳をかけることもあります。いただくときは、練粥をくずしながら。

紹介者:河野明佳

ABOUTこの記事をかいた人

日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。