干し魚とアフリカ茄子のトマト炒め

料理名(日・英・現地語)

干し魚とアフリカ茄子のトマト炒め(日)
Dried fish mixed with African eggplant(英)
Tutaka tuyumu tusangenye a impwa(トンガ語)

食されている国や地域

ザンビア・南部州

この料理って?

内陸国のザンビアでは、家庭の食卓に上る魚は淡水魚ばかりで、市場では豊富な種類の干物が売られている。その魚や肉、野菜などを使った、主食の固練り粥シマ(Nshima)につけて食べるおかず(スープ)の調理は、トマトと一緒に油で炒める方法が主流だ。特に魚や茄子を炒める際は、油をたっぷり使うことが多く、揚げ焼きに近い。

この料理は、ザンビア南部でトゥタガ(Tutaka)と呼ばれるニシン科の小魚(Limnothrissa miodon)を炒めたもの。トゥタガは、ザンビア全国でカペンタ(Kapenta)と呼ばれ人びとに親しまれている小魚と同じもので、なかでも大きいサイズのもの。他の湖魚・川魚でも代用できる。独特の苦みがクセになるアフリカ茄子(Solanum aethiopicum)と一緒に炒めれば、シマがすすむ絶品おかずのひとつとなる。

アフリカ茄子(左)とトゥタガ(右)

材料(2人分)

  • 干し魚(小)15匹ほど
  • アフリカ茄子3個
  • 玉ねぎ1/8個
  • トマト2個
  • 調理油大さじ3
  • 3つまみ
  • 適量

調理手順

1) フライパンを火にかけ、少し水に浸しておいた干し魚を水ごと投入し、5分煮る。

2) 水を捨て、塩ひとつまみと調理油を入れ、魚を5分炒める。

3) 魚をいったん皿に上げ、8等分に切ったアフリカ茄子を入れて3分炒める。

 

4) 千切りにした玉ねぎ、みじん切りにしたトマトを入れ、魚を戻し入れて5分炒める。

5) 水を少量入れ、塩をふたつまみ加えて、一煮立ちさせる。

6) そのまま5分ほど煮て完成。

 
シマと一緒に、召し上がれ!

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。