『解放と暴力――植民地支配とアフリカの現在』小倉充夫・舩田クラーセンさやか著
紹介:大石 高典 南部アフリカ諸国の独立は、「アフリカの年」と呼ばれ、フランス語圏を中心に多くのサブサハラアフリカ諸国が独立した1960年よりもずっと遅く、国によっては1970年代半ばから1990年(ナミビア)にまでずれ…
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紹介:大石 高典 南部アフリカ諸国の独立は、「アフリカの年」と呼ばれ、フランス語圏を中心に多くのサブサハラアフリカ諸国が独立した1960年よりもずっと遅く、国によっては1970年代半ばから1990年(ナミビア)にまでずれ…
紹介:浅田静香 アフリカ研究に携わる人でも、アフリカの54の国と地域に精通する人はどれほどいるだろう。また、長年にわたってアフリカと関わる人でも、その国の地理や文化、産業に関して、知らない側面があるかもしれない。本書は、…
紹介:桐越 仁美 「アフリカ農村の女性は周縁化されており、男性に従属し、資源分配の点においても男性とのあいだに格差がある」。このような『アフリカの農村女性像』は、フェミニズムの影響を受けた学者たちによる諸研究が、開発政策…
紹介:井上真悠子 強い太陽光にあざやかに映える、いわゆる「アフリカらしい」カラフルなプリント生地。現在アフリカ大陸の多くの国々で愛されているこれらの布が、実は1950年代から60年代にかけて、京都をはじめとした日本の工場…
紹介:池邉 智基 本書は、西アフリカのブルキナファソをフィールドに研究をしている人類学者が、ブルキナファソの食の魅力を余すところなく書き連ねた本である。副題に「食のガイドブック」とあるように、ブルキナファソの食文化とレス…
紹介:池邉 智基 アフリカでもヒップホップは実に人気な音楽である。特に若者と話していると、「ラッパーとして活動をしているからイベントに来ないか」という言葉をもらうこともある。セネガルのヒップホップは、それまでに私が抱いて…
紹介:松浦 直毅 何十年前の認識で止まっているのかと思いたくなるようなアフリカ蔑視にもとれる国会議員の発言がニュースで取りざたされている。「黒人」を意味していたのではなく「暗黒大陸」からとったのだなどと苦しい弁解をしてい…
紹介:黒崎 龍悟 著者の根本さんは、反アパルトヘイト運動をきっかけにアフリカに関心を持たれ、その後、1980年代にタンザニアのダルエスサラーム大学に留学した経歴を持ちます。やがて現地で旅行会社を興し、単に「お客さんをもて…
紹介:村尾 るみこ 海外から入手することができるアフリカ料理の本は、アフリカの人びとによって出版されているものがある。その一冊が、今回紹介する本である。著者のOla Olaoreさんはナイジェリア人で、この本を「楽しむ」…
紹介:浅田 静香 本書は、秋田商業高校の生徒が、「アフリカ理解」というテーマに沿って1年間にわたって研究・実践してきた内容をまとめた本である。同校では、総合的な学習の時間の一環として、アフリカでのボランティア経験者による…
紹介:西崎 伸子 政治家・黒人解放運動家としての故ネルソン・マンデラ氏について書かれた本はたくさん出版されています。本著もそのうちの一冊です。比較的平易な文章で、小学校高学年ぐらいから読むことができます。南アフリカやアパ…
紹介:目黒 紀夫 ナイジェリア生まれのミュージシャン、フェラ・ランサム・クティ(1938年〜1997年)。この本は、その圧倒的なパフォーマンスとカリスマ性、影響力などから「黒い大統領(ブラック・プレジデント)」とも呼ばれ…
紹介:黒崎 龍悟 高校時代、世界史や日本史を学ぶのが苦痛だった。それが歴史というよりも情報の羅列にしか見えなかったからだ。その後、10年以上たって、アフリカ(タンザニア)でのフィールドワークをするようになると、歴史アレル…
紹介:目黒 紀夫 牧畜「社会」ではなく、牧畜「世界」。タイトルに使われている言葉(のちがい)こそが、本書の特徴と魅力を表していると思います。 たとえば、牧畜「社会」と聞いて私が思い浮かべる問いとしては、「各世帯が何頭のウ…
紹介:大石 高典 アフリカ各地で漁労活動が盛んに行われているにもかかわらず、アフリカの漁民とはどんな人々なのかいまだよく知られていない。狩猟採集、農耕、牧畜などと異なって十分な研究が行われてきたとは言い難い状況が続いてい…
紹介:林 耕次 【アフリカ】に何かしら思いを巡らす場合,あるいは何かの目的でアフリカを旅するとき,当初の思いや目的は別にして,アフリカに「人類発祥の地」「人類のゆりかご」といった意識を抱くことはないだろうか? 本書は,2…
紹介:八塚 春名 アフリカに行ってみたいと思いはじめたころ、私の憧れは、1960年代のアフリカだった。手に取るすべての本において、60年代のアフリカには、自然に囲まれて生き生きと暮らす人たちが登場した。そして、そうした本…
紹介:村尾 るみこ 『アフリカンキッチン』には、アフリカ各地の料理に関するレシピ、料理具や食材に関する情報が、豊富な写真とともに掲載されている。練る、搗く、といったアフリカならではの調理の仕方も、詳しく紹介してある。レシ…
紹介:眞城 百華 本書は、国際社会学、国際関係学に立脚したアフリカ研究の一連の成果となる7論文からなる。小倉充夫による序では、本書が「国際関係の歴史的および地域的展開を踏まえて、アフリカにおける主要な現代的課題を国際的な…
紹介:大門 碧 「ハポ ザマニザカレ※(=むかしむかしあるところに) 心臓とひげがおりました。」(p7) アフリカ大陸の東海岸に位置する島の中、タンザニア連合共和国の領内であるザンジバルに、20年以上住み続けてきた島岡由…