揚げパン
ザンビアでは、各民族語名のほかに、英語名でフリッター(揚げ物)と呼ばれることも多い。都市・農村を問わず、人びとに広く食べられている。軽食やおやつとして、子どもや女性に好んで食される。男性も、腹の足しや酒のつまみに食べるこ…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
アフリクックプロジェクトとは、NPO法人アフリック・アフリカのメンバーが、長期にわたるフィールドワークを通じて出会い、味わい、作った、アフリカ(Africa)の料理、調理(cooking, cook)をご紹介するプロジェクトです。
ザンビアでは、各民族語名のほかに、英語名でフリッター(揚げ物)と呼ばれることも多い。都市・農村を問わず、人びとに広く食べられている。軽食やおやつとして、子どもや女性に好んで食される。男性も、腹の足しや酒のつまみに食べるこ…
カメルーンの生唐辛子を、擂り潰したタマネギ・ニンニクとともに煮詰めてオイル漬けにしたもの。ありとあらゆるカメルーン料理に「ちょっと辛さが足りないな」と思ったときに使います。ゆで卵にたっぷり塗って食べても美味しい!
オクラを使ったスープ料理です。カメルーンではオクラのことを「ゴンボ」と言います。多くのカメルーン料理はお腹にどっしりくる料理が多いのですが、これはあっさりとしたスープで、どんどん食が進みます。
カラハリ砂漠で暮らすブッシュマンにとっての新しいごちそう。すべての材料が「店で買うもの」。原野の野生動植物を主食物としてきたブッシュマンにとっての、大きな変化を示している。
ピラウは中近東に起源を持つ料理で、米と玉ねぎのみじん切りを油で炒め、好みで各種肉や野菜を加えて炊いた米料理。タンザニアでは、香辛料をたくさん加えて祝日やおめでたい日などに各家庭で作られる。日本語のピラフ。
マゴ国立公園で働くスカウト(レンジャー)のうち、半農半牧のバンナのスカウトがいつも作ってくれるフィールド料理。家畜をさばき、豪快に、じっくりと焼いて、屋外で食べます。
南アフリカやレソトの、特に田舎では多くの人が好んで食べる定番料理。調理も簡単。農村部ではしぼりたての牛乳をかけて食べるのがとってもおいしい。
コンゴ民主共和国などのアフリカ熱帯雨林地域で食される。大蛇を豪快に捌き、ベフィリというニンニクの香りがする香草・塩・トウガラシで煮込む。肉の弾力とモツのやわらかさが印象的。ご飯にかけて食べる。
アンゴラ東部のルンバランギンブ地域は首都から離れた地方にあり、長らく続いた紛争の影響もあって、食材の種類が少ないところ。教会の神父であるブラジルからきた友人が「アンゴラ風のブラジル料理を食べてみて」とごちそうしてくれまし…
カメルーンの煮豆料理です。日本で煮豆というと甘い味を想像しますが、これは甘くない煮豆です。カメルーンでは朝食や昼食時にパンに挟んで食べるのが主流です。熱々よりも冷めた方が私は好きです。
セレンゲティの農村の伝統的なお菓子です。牛乳を分離させて作る、手作りのバターを使います。見かけはケーキらしくないですが、味はまさにチーズケーキ!材料がそろうタイミングがあわなかったり、手間がかかるので、おばあちゃんが「今…
タンザニアの代表的な軽食。砂糖とピーナッツが原料なので食べごたえがある。都市部では路上でコーヒーを売り歩く人たちがいて、その人たちが軽食として一緒に売っていることが多い。コーヒーに良く合う。
インドの薄焼きパン、チャパティは東アフリカでもひろく食べられています。ウガンダでは朝早くから露店でチャパティを焼いていて、そばを通ると香ばしい匂いがします。チャパティでスパニッシュオムレツを包んだ料理をロレックス 、トマ…
キャッサバ、トウモロコシ、バナナなどのデンプン質を発酵させ、ろ過した液を蒸留して酒を造る技術は、アフリカ各地にみられる。コンゴ民主共和国では、「ロトコ」と呼ばれるキャッサバとトウモロコシを用いた蒸留酒が造られている。
ケールはケニア共和国の広い地域で食べられています。スワヒリ語の「スクマウィキ(sukuma wiki)」という名前には「一週間を(なんとか)のりきる」といった意味があります。安くて栄養がある野菜ということで、主食のウガリ…
一般的によく飲まれる冷たい飲み物のひとつです。ペットボトルや瓶に入れられて冷蔵庫で保冷されたこのジュースを販売しているところは首都カンパラでよく見かけます。家庭でもよくつくられています。コップ一杯分500~1000ウガン…
アフリカ原産のササゲは、ザンビアやアンゴラで塩ゆでにして食べられています。特にアンゴラ東部では、ザンビア西部とは違ってたくさん食べます。また、塩ゆでといっても、最後にオリーブオイルを入れるのは、ポルトガルからオリーブオイ…
キノコを油で炒めたもので、料理法自体は特に変わったところはないのですが、材料のキノコをすべて自分の家の敷地内から取ってくるのがポイントです。キノコは自然に生えてきたもので、庭の生態系の豊かさがうかがえます。
穀物の粉を湯に溶き、どろどろにして砂糖を加えた甘いお粥は、アフリカのさまざまな地域において、子どもたちの(ときに大人も)朝ごはんや離乳食、また病人の食事として、食べられている。 タンザニアの半乾燥地帯には、バオバブ (A…
野生のナンテ豆が実る季節が来ると、どの家を訪ねてもごちそうになることができる。ソラマメくらいの大きさの実は、食べごたえがあり、おしゃべりをしながら食べ続けていると、すぐにおなかいっぱいになる。
アフリカの食は、その地域の自然、歴史や文化に根差しています。
温帯で暮らす日本の私たちにとって、熱帯や乾燥帯など多様な気候帯に分布するアフリカの動植物には、見慣れない珍しいものも沢山あります。また、人類が発祥してから古王国の建国、奴隷貿易や植民地支配を経て外部世界と交流してきたアフリカには、私たちからみて馴染み深い調理法もあれば、驚くほどシンプルな調理法もあります。
アフリックのメンバーは、アフリカの各地で長期間アフリカの人びとと寝食を共にした経験をもとに、彼らの日常からアフリカの今を伝えようと活動してきました。そうしたメンバーがこのHPで紹介するレシピからは、今、私たちと同じこの時代を生きるアフリカの人びとが、色鮮やかで手の込んだ料理を食べたり、あるいは、日々の生活で手に入る食材を活用したシンプルなものを食べたりしていることを感じていただけると思います。また、調理法とあわせて、メンバーが紹介しているメモを読んでいただくことで、ときに驚きを抱いたり、美味しそう!と感じたり、さらには、そこに住むアフリカの人びとの知識や生きることへの姿勢、価値観にも目を向けたりして頂けることとと思います。このHPをご覧になる方が、食という身近でわくわくするものを通して、アフリカの人びとの「豊か」で「多様」な生活のあり方を感じてくださることを願っています!