『新生アフリカの内発的発展−住民自立と支援』 大林 稔・西川 潤・阪本 公美子=編
紹介:村尾 るみ子 「新生アフリカの内発的発展」は、グローバル化がアフリカに正負双方の影響を及ぼしてきたとする前提にたち、「内側から」、かつ様々なレベルでアフリカを論じている著作である。この点で、私たちアフリックが、アフ…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
紹介:村尾 るみ子 「新生アフリカの内発的発展」は、グローバル化がアフリカに正負双方の影響を及ぼしてきたとする前提にたち、「内側から」、かつ様々なレベルでアフリカを論じている著作である。この点で、私たちアフリックが、アフ…
紹介:林 耕次 和名では「マルミミゾウ」という,実に愛らしい名をもつゾウがいます。 アフリカ熱帯地域に棲息するこのゾウは,長らく「幻のゾウ」といわれてきました。英名のAfrican forest elephantが示すと…
紹介:大門 碧 この本は1956年にソマリアでうまれたある女性、アマン(仮名)の半生の記録だ。半生といっても、ソマリアでの内戦の混乱期にケニアに脱出する17歳までの話であるが、300ページ近くに及ぶ長さがある。最初はアマ…
紹介:森下 敬子 見開き数ページのこの本は、切り絵のようなシンプルなイラストと、呪文のようなアフリカの「リズム」だけで構成されています。はじめて見たときは「なんじゃこれは?!」とびっくりですが、本の最初に説明されていると…
紹介:大門 碧 「ハポ ザマニザカレ※(=むかしむかしあるところに) 心臓とひげがおりました。」(p7) アフリカ大陸の東海岸に位置する島の中、タンザニア連合共和国の領内であるザンジバルに、20年以上住み続けてきた島岡由…
紹介:目黒 紀夫 「アフリカ」と聞いてあなたはどんな言葉を連想しますか? 人によって答はちがってくるとは思いますが、そうしたなかにあっても、野生動物は比較的に多くの人が「たしかに、アフリカといえば野生動物だ」と思えるよう…
紹介:丸山 淳子 幼い甥っ子を抱き上げて、私に近寄ってきたコモチョは、ちょっと見ないうちにずいぶんおねえさんらしくなった。町で買ってきたばかりの短いスカートも、よく似合っている。でも、私にまとわりつきながら見せる笑顔は、…
紹介:服部 志帆 現在、アフリカ熱帯雨林に暮らす森の民ピグミーはこれまでに経験したことのないグローバリゼーションの荒波にもまれて伝統的な生活や文化を大きく変容させようとしている。本書は、カメルーンに暮らす狩猟採集民バカ(…
紹介:八塚 春名 タンザニアの中央部は、不安定な降雨や決して肥沃とはいえない砂質土壌を抱え、これまでに何度も飢饉に見舞われてきた歴史をもつ。そんな地域に暮らしてきたサンダウェという人々は、19世紀末まで狩猟採集を基盤とす…
紹介:織田 雪世 ガーナ南部地方の街を歩くと、ヘアサロンの数に驚かされる。あちこちに鮮やかな色のサロンがあり、美容師や見習が客の髪を結っている。美容師や客のほとんどは女性だ。サロンがここまで増えた背景には何があるのか、美…
紹介:山野 香織 エチオピアでは1月になるとティムカットというキリスト教の祭りがおこなわれる。その祭りの際、一年に一度だけ、各教会に安置されているタボット、すなわち契約のアークのレプリカが、公の場にさらされることになる。…
紹介:松浦直毅 中部アフリカの熱帯雨林には、ピグミーと呼ばれる狩猟採集民が暮らしている。森と強く結びついた生活を送り、森に根ざした文化をもつかれらは、「森の民The Forest People」と称されてきた。しかしなが…
紹介:村尾 るみこ 世界レベルでの変動のなかで、アフリカの人びとや日本に住む私たちが岐路に立っている。日常のなかでそう実感しながら、今や将来を読み解こうと試みる人は大勢いるだろう。この本は、そうした多くの試みのなかの、ほ…
紹介:目黒 紀夫 本書はもともと2007年に解放出版社から出版され、そして去年に角川書店から文庫版が刊行された「イラストルポルタージュ」である。本書の出発点にあるのは、モンゴルの大草原で遊牧民が内臓料理をつくっているのを…
タンザニア南部高地、キファニャ村に暮らす農耕民ベナは、近年の市場経済化の動きを巧みに捉えながら、新たな農法を創出し、社会構造に改変を加えながら、経済的な自立と環境の循環的な利用を実現した。この本では、こうした在来農業の独…
紹介:八塚 春名 絵がかわいくて手にとった。きっとこの絵本を手にした多くの人たちのきっかけは、これではないでしょうか。私もそのひとりです。 お話は、ソクベという名前のチンパンジー漁師のさかなを、イヌが狙うというところから…
紹介:村尾 るみこ 新しい年になり、時代がすすむにつれ、日本に住む私たちと、アフリカとの関わりは年々変化していると実感することがある。そうはいっても、アフリカとどのように関わっているか、おそらくこの愚見を読んでいるみなさ…
紹介:大門 碧 アフリカに関する総合的な知識、そしてアフリカに対峙するときの重要な構えを学ぶことができる1冊だ。本書と同じ年に出版された『アフリカ学入門:ポップカルチャーから政治経済まで』(舩田クラーセンさやか編・明石書…
紹介: 安田 章人 この本は、私が「野生動物を護りたい」と思い始めた高校生のころに、手にとった本です。すでに10年以上前の本となってしまいましたが、「海外で野生動物保護関係の仕事や研究をしたい」と夢見ている若い世代に読ん…
紹介:目黒 紀夫 著者カプシチンスキ(1932−2007)は20世紀のポーランドを代表する作家であり、「ルポルタージュの皇帝」とも呼ばれてきた。『黒壇』(原著は1998年刊行)には、カプシチンスキが1958年からの40年…