祈りの水
池邉智基 身体に触れるものや口にするものなどは、なるべくきれいなものであってほしい。そのような「きれい」であるという状態は、清潔で衛生的であることだけでなく、何かよからぬことがあるかもしれないという不確実な状態ではないと…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
池邉智基 身体に触れるものや口にするものなどは、なるべくきれいなものであってほしい。そのような「きれい」であるという状態は、清潔で衛生的であることだけでなく、何かよからぬことがあるかもしれないという不確実な状態ではないと…
紹介:牛久 晴香 春の花々が街を彩りはじめるこの季節、百貨店やセレクトショップには多種多様な「かごバッグ」が並びだす。軽やかで涼しげな印象を与えるかごバッグは、日本女性の春夏ファッションに欠かせないアイテムである。実は…
桐越 仁美 ハジヤは、いつも違う人の子どもを預かって育てている。両親が離婚して母親が出て行ってしまったから。両親が仕事で失敗して養育費を捻出できなくなったから。子どもを預かる理由は様々だ。自分自身も7人の子どもを育てあげ…
村尾 るみこ 「ワシャ委員会では、まず、1)トイレを屋根・フェンスで囲うこと、2)床を掃き清めて・・・」 元難民のラシャはそれまでの淡々とした語りぶりとはちがい、語調を強めて勢いよく話し出した ザンビアの難民定住地に隣接…
黒崎 龍悟 タンザニアの人たちはとてもきれい好きだ。町を行く男の人たちはパリッとアイロンのかかった服を着ている。女の人たちはカラフルな生地で仕立てた服をまとっている。それにひきかえ私はタンザニアに行ったばかりのころ、よ…
紹介:大石 高典 本書は、横浜と東京にある大学に在籍し、アフリカ地域でのフィールドワーク経験をベースに文化人類学を教えている編者5名が、2年半近くにわたってほぼ毎月のように(飲み会を兼ねた)寄り合いを重ねながら企画と編…
紹介:庄司 航 本作は作家の中島らも氏による、アフリカの「呪い」を題材とした小説作品である。文庫版では全3巻とかなりの大作になっている。 ケニアの呪術を研究している人類学者が主人公で、死んだと思われていた娘をめぐって、ク…
関野 文子 昼食を食べて落ち着いた昼過ぎ、アジェキ、ンボレ、ビビアなどいつものメンバーに「水浴びをしにいこうよ」と声をかけられた。私は、昼下がりに必ず村の女の子や女性たちと水浴びにいくのが日課になっていた。まだ日が高いう…
「市場からみるアフリカの食と都市の暮らし」 眞城 百華 2019年5月29日に上智大学のアジア文化研究所のアフリカセミナーで、アフリック会員の塩谷暁代さんに「市場からみるアフリカの食と都市の暮らし」と題して講演をしていた…
牛久 晴香 4月から札幌で新しい生活をはじめた。北海道の初夏は本州より2ヶ月ほど遅れてやってくるようだ。先日遅い衣替えをしているとき、9年前にガーナの両親からもらった「モタネ」のドレスが出てきた。カラフルなアフリカンプリ…
紹介:西﨑 伸子 アフリカゾウが近い将来絶滅したとしても「自分には関係ない」。この本を読んだ後でも、無関心のままでわたしたちはいられるだろうか。 本書は、現職の朝日新聞記者である筆者が、南アフリカ支局の特派員時代にとりく…
報告者:黒崎龍悟 高崎経済大学図書館エントランスで40枚の写真を約2週間にわたり展示しました。今回、撮影された写真の国の位置がわかるようにアフリカ大陸の地図も用意しました。学生だけでなく多くの教職員の方々が足をとめて見て…
世界の平均余命は年々伸びています。アフリカも例外ではありません。この企画写真展では,私たちがふだん⽬にする機会の少ないアフリカのシニア世代にフォーカスします。⽇本と似ているところ,違うところをさがしてみてください。 場所…
1960年代、タンザニアで生まれたポップアート「ティンガティンガ」。 この世界でもユニークな絵柄とカラフルな色彩は誰が生み出したの? アーティストの暮らしぶりは?など現地のお話と、 実際にティンガティンガの描き方(基礎)…
紹介:池邉 智基 本書は、西アフリカのブルキナファソをフィールドに研究をしている人類学者が、ブルキナファソの食の魅力を余すところなく書き連ねた本である。副題に「食のガイドブック」とあるように、ブルキナファソの食文化とレス…
ベッドは松材の枠組みに竹を編んで、パピルスのマットをひいたもの。材料は全てこの地域の特産品。ちょっとハンモックのような寝心地です。 撮影場所 タンザニア南部、ンジョンベ県 撮影年 2003年 撮影者 近藤 史
生まれたばかりの弟を世話するのが大好きなオスのチンパンジー。お母さんが前方で不安そうに振り返っています。 撮影場所 タンザニア、マハレ山塊国立公園 撮影年 2006年 撮影者 藤本 麻里子
華やかな結婚式の裏方は女性たちの戦場だ。親類、隣人の女性たちが1週間前からお酒の仕込み、食材の買い出し、下調理と昼夜を問わず準備に明け暮れる。結婚式の当日、祝宴のための肉の煮込みが煮詰まる頃、女性たちはやっと笑顔を取り戻…
髪を赤く染めた「戦士」の男性に色とりどりの布とアクセサリーで着飾った女性たち。実は後ろに移っている車に乗って、たった今会場に着いたところです。 撮影場所 ケニア、カジァド県 撮影年 2006年 撮影者 目黒 紀夫
ガーナ独立50周年記念式典をこの目で見ようと、たくさんの国民が押しかけた。愛国心と誇りに街中が沸いたこの日は、未来に連なる1日でもある。 撮影場所 ガーナ共和国アクラ市 撮影年 2007年 撮影者 織田 雪世