映画『ウォー・ダンス』 —ダンス、音楽という「希望」の後先に—
紹介:村尾 るみ子 アフリカの難民映画は、2006年大ヒットした「ホテル・ルワンダ」以降、日本でより親しまれるようになった。『ウォー・ダンス』もすでに全国各地で放映されており、アフリカの紛争と避難民を取り上げた、馴染みの…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
紹介:村尾 るみ子 アフリカの難民映画は、2006年大ヒットした「ホテル・ルワンダ」以降、日本でより親しまれるようになった。『ウォー・ダンス』もすでに全国各地で放映されており、アフリカの紛争と避難民を取り上げた、馴染みの…
アフリカが抱えている問題が解決されないのは、アフリカの政府や人びとに何か「欠けている」ものがあるからだという議論があります。例えばそこには、寛容な政治指導者や、合理的な行政組織、協調的な市民が「欠けている」とされます。し…
アフリカは野生動物の宝庫というイメージがある。著者は、アフリカの野生動物保護に関する研究をはじめて<夢に描いていたアフリカの大自然の光景と現実との落差に衝撃を受け><十数年を経て、この落差こそが、アフリカの野生動物保護の…
紹介:服部 志帆 この本は、カメルーンという国を平易な言葉使いでわかりやすく紹介した初めての本である。まず、カメルーンの地理や自然環境について説明がなされ、そのあと、町の暮らし、村の暮らし、海辺の暮らし、子供たちの暮らし…
紹介:近藤 史 アフリカの熱帯雨林を舞台に、ジャングルの奥深くを自在に行き来するゴリラのこどもと、自然の恵みにより添いながら村で暮らす人間の少年。 本書は、赤いぼうしをめぐって彼らの日常がたまさかに重なりあう、ある一日の…
紹介:岡本 雅博 日本人によるアフリカを舞台とした人類学的なフィールドワークは、今西錦司をリーダーとする「京都大学アフリカ類人猿学術調査隊」によって本格的な幕をあけた。この今西隊の人類班に参加し、1962年よりタンザニア…
紹介:岡本 雅博 1963年に富川盛道らがいるマンゴーラに合流した人類学者・和崎洋一は、バントゥ系農耕民の社会で調査を開始した。和崎は「草原の寺子屋」を開き、子どもたちに読み・書き・算数を教えながら、村人とのつきあいを深…
紹介:黒崎 龍悟 異なる文化に接するときに、大きく関心をひくもののひとつが「食」であることは、まず間違いないだろう。本書は朝日新聞の記者であった筆者が、現地での取材をもとに同新聞に連載していたコラムをまとめたものである。…
紹介:服部 志帆 「コンゴ川上流にあるテレ湖に、モケレ・ムベンベという恐竜が棲息している」。ピグミーの伝承に誘われてイギリス人の旅行記作家と、その友人であるアメリカ人の動物行動学者が、アフリカ熱帯雨林の奥地を旅する。 「…
紹介:西崎 伸子 西アフリカ,コート・ジボワールの首都アビジャンの街角で生起される「ストリート文化」がいきいきと描かれています。ストリート・ボーイ達が独自のスラン グを駆使し,レゲエやラップを取り入れながら「新しい」音楽…
西 真如 数名の人間が一緒になって何かをはじめようというとき、昨日まで自分が生きてきた世の中に何かを付け加えたいという思いが、そこにはあるのだと思う。付け加えられたその何かは、それまでの世界を、ほんの少し違ったものにする…
服部 志帆 住居を作る女性 中央アフリカのコンゴ盆地一帯に広がる熱帯雨林には、「ピグミー」と呼ばれる狩猟採集民が暮らしています。「ピグミー」は、細長い木と大きな団扇のような葉で作られたドーム型の家に住み、食料…
近藤 史 「・・・・!・・・・・・!!!」 なにやら丘の上の方から男の子たちのはしゃいだ叫び声が聞こえる。見上げれば、坂道を駆けおりてくる数人の集団。よく見ると先頭だけ加速しながら迫ってくる。あ、アレは!慌てて道をあける…
安田 章人 その夜、私は川辺に造られたスポーツハンティングキャンプの従業員宿舎で寝ていた。カメルーンの北部にはサバンナが広がり、そこではライオンやゾウなどの野生動物を対象としたスポーツハンティングが行われている。調査を行…